はたらけるしあわせ(日本一やさしい会社=日本理化学工業見学) 長文ですご注意を(^^) [日々の出来事]

保険担当佐藤徳です(^^)

今日は最高のお出かけ日和ですね!!

現在、AM10:00です

今ブログをご覧になっている方がいらっしゃいましたら

すぐに出かけて下さいっp(^。^)y!


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先日、「日本理化学工業」の工場見学に行ってきました。

カンブリア宮殿やルビコンの決断で紹介されてご存じの方も多いと思いますが

全従業員のうち、知的障害者が全体の70%を超えるチョーク工場です。


始まりは近くの養護学校の女生徒を二人、
二週間だけという約束で職業研修で預かった事からでした。
大山会長は先生からこう頼まれました
「二人に”働けた”という思い出を作らせてやって下さい。お願いします。」

二週間後・・・
「もうおわっちゃうね」
ずっとはたらけたら、いいのにね

研修期間の二人の真剣な働き振りをみて、他の社員が大挙して当時専務の大山会長室へ。
「是非二人を採用してください!私たちが面倒を見ますから!」
それが採用の決め手でした。

それから知的障害者の採用数も増え、一部の社員からは効率低下の苦言もでました。
そんな中でも、あまりにも一生懸命働く障害者たちを見て不思議に思っていた大山会長は
ある日、知り合った和尚さんにこう言われたそうです。

「人間の最大の幸福が4つあります」

・愛される幸せ
・褒められる幸せ
・役に立てる幸せ
・必要とされる幸せ

「愛されること以外の3つは、仕事で得られる幸せなんです」


それならば、と障害者が働きやすい職場作りに全員で取り組んできたそうです。

まずは日本理化学工業食堂での大山会長のお話
知的障害者をなぜ70%も採用することになったかを簡単にご説明いただきました
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この食堂には各社員の日々の目標が張ってあります
毎日、それが出来たかどうか、上司とチェックをするそうです。年末には優秀者表彰も。
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早速、工場に移動して視察です。社員さんに案内していただきました。
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これが障害者に優しい、と言われる工夫のひとつ
色分けによって材料を計ることが出来る秤です。(赤の材料は赤いおもりで計る)
こういう工夫によって、障害者がいろいろな仕事にチャレンジできるようになりました。
「障害者が間違うのは、社員の指示が悪いからだ」というスタンスです。
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乾燥前のやわらかなチョークが出てきます
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交互にチョークをちぎり、板に載せていきます。正確です。


板に載せたチョークの端を、フォークを使って取り除きます
不良品も瞬時に見抜いて省きます


この方は、チョークの箱詰め担当、一日の目標1000箱だそうです。
本数を数えなくていいように、12本ちょうど載るトレーも開発されました。
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この方は、最終チェックの渡辺さん
渡辺さんがいれば、生産ラインは社員がいなくても大丈夫だそうです。
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正門の横には記念碑が
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大山会長との質疑応答(一部抜粋)

Q,様々な障害者のうち、採用を知的障害者に限っているのはなぜですか?
A、過去、いろいろな障害者を採用してきましたが、特に精神障害者は予測外の行動も多く、
医療機関との連携が必要なため、現状は採用困難である。車椅子障害者等の採用もあったが、結果的に現在はほとんどが知的障害者となっている。

Q,障害者の定年後の対応は?
A,身の回りの世話は近親者にやっていただいているのが現状。身寄りのない方はケアハウスに日常の世話をお任せしている。
また、60歳定年後にも自社「親の会」にて60~65歳まで再雇用を実施。

Q,行政の補助は?
A,市町村等によって差がある。月3~6万といったところ。(最低賃金は11万円)
 年500万近くかかる養護施設にくらべ、企業での障害者採用に年150万の補助を出すほうがプラスになるという提案を行政にしているが、未だ検討の段階。



働いている知的障害者の方々が楽しそうなのと、活気があって本当に勉強になりました。


「働けること」の素晴らしさを改めて感じた見学でした。
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